太陽鉱工株式会社

先進的マテリアルに鈴木商店の創業者精神を引継ぐ

太陽鉱工株式会社は、明治から大正時代の総合商社鈴木商店の子会社として大正8(1919)年に創立された太陽曹達を起源としています。太陽曹達は英領ケニア(現ケニア共和国)の天然ソーダを輸入販売する目的で作られました。ソーダはガラス、製紙、ビール等の原料として使用されます。第一次世界大戦終結で深刻な不況に見舞われ、さらに昭和の金融恐慌により鈴木商店は昭和2(1927)年4月破綻。太陽曹達は持株会社に改造され、鈴木商店の関係事業会社の株式を買戻して再起を図りました。

昭和14(1939)年9月第二次世界大戦が勃発すると太陽曹達は、太陽産業株式会社に社名変更。モリブデン鉱の採掘から製鋼原料となる三酸化モリブデンを製造する直営事業のほか関係企業20数社を有する陣容になりました。

昭和20(1945)年8月第二次世界大戦の終結により太陽産業は、直営の鉱山を休山、戦後の財閥解体、独占禁止法の制定により関係会社の保有株式を処分して解散することになりました。昭和24(1949)年3月、企業再建整備法に基づき太陽産業の資産を引き継ぎ太陽鉱工株式会社が設立されました。

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