「神戸発祥の総合商社の源流・鈴木商店を知る」講演会で、相生歴史研究会 会長の松本恵司氏が講演されました。
2018.10.2.
神戸市主催の「神戸発祥の総合商社の源流・鈴木商店を知る」第2回講演会で、当記念館の協力者でもある相生歴史研究会会長・相生市立歴民族資料館歴史講座講師の松本恵司氏が講演されましたのでご紹介します。
【松本恵司氏 講演概要】
■日時 : 平成30年9月29日(土) 14:00~15:00
■場所 : 神戸ポートオアシス5階 502会議室(神戸市中央区新港町5番2号)
■主催 : 神戸市(みなと総局 計画部 港湾計画課)
■演題 : 「鈴木商店と造船事業」~ 相生の町と歩んだ播磨造船所を中核に ~
【松本恵司氏プロフィール】
元兵庫県立高等学校社会科教諭(平成30年3月末退職)、相生市立歴民族資料館歴史講座講師、特定非営利活動法人「Yanosho」理事長、特定非営利活動法人「相生いきいきネット」会員、相生歴史研究会会長、姫路好古学園講師、鈴木商店記念館協力者
(著作・研究)
・「播磨造船所進水記念絵葉書写真集」、「ふるさと相生の20世紀写真集」 、
・相生の古写真の収集とアーカイブの製作
※大正10(1921)年頃の播磨造船所の全景
第一次世界大戦が始まると鈴木商店は騒造船業に進出。相生と鳥羽にあった小さな造船所を買収し拡張を図ります。相生進出に当たっては6年間にわたり大規模な設備投資を続け、播磨造船所は日本有数の造船所に成長します。
松本氏は開発当時の写真、図面、絵葉書などを用いて造船事業の展開や地域発展の様子などを詳しく解説し、ご自身のエピソードも交えて、相生と鳥羽の歴史をユーモアたっぷりに紹介されました。
当日は、あらかじめ予約を申し込まれた70名余の方の参加をいただき、参加者は当時の進水記念絵葉書などの貴重な資料の説明に耳を傾け、第2回目の講演会も大好評のうちに終了しました。
■第3回講演会は12月15日(土)14:00~15:00、北九州門司麦酒煉瓦館館長で当記念館協力者でもある市原猛志氏による講演(演題:鈴木商店と関門コンビナートおよび筑豊炭鉱事業)を予定しています。
■第2回勉強会(鈴木商店関係書簡から鈴木商店の実像に迫る)については10月27日(土)、14:00~15:30、当記念館の編集副委員長・小宮由次氏による勉強会(テーマ:天下三分の宣誓書から読み取れるもの)を予定しています。
第3回講演会、第2回勉強会とも、申込開始時期など詳細につきましては神戸市ホームページ・広報誌等でご確認下さい。
下記の関連資料も合わせご覧下さい。