"神戸市シルバーカレッジ"で当記念館の編集委員長・小宮由次氏が講演されました。

2022.3.11.

college_top.jpg神戸シルバーカレッジ.jpg この度、神戸市の高齢者生涯学習施設「神戸シ市ルバーカレッジ」(神戸市北区しあわせの村1-16)にて当記念館の編集委員長・小宮由次氏が"鈴木商店"に係わるテーマで講演を行いました。

 神戸市シルバーカレッジは、神戸市民のための総合福祉ゾーンとして平成元年に開村した「しあわせの村」の一角にあり、シニア世代の学びの場として平成5年9月に開校されました。

 「健康福祉 / 健康ライフ」「国際交流・協力」「生活環境」「総合芸術」の4コースがあり、3年制、週2日、一日3時間、年間60日のカリキュラムが組まれ、1学年400名を超えるシニア学生が学んでいます。

 同カレッジの各コース共通授業として下記の内容で講演を行いました。

DSC_0141.JPGDSC_0143.JPG

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

                                                                  

                                                               

                                                               

                                                               【神戸市シルバーカレッジ共通授業概要】                                                                ◇日時:令和4(2022)年3月8日(火)13:00~14:30

◇場所:神戸市シルバーカレッジ講演会場

◇対象者:3年次受講生  約250名

◇テーマ:「天下三分の宣誓書」から読み取る金子直吉の経営戦略 

 大正13(1914)年勃発した第一次世界大戦による物資の欠乏と高騰を見越して全ての商品の"一斉買い出動"を敢行し、莫大な利益を得た鈴木商店は、急速に事業の多角化を進めます。大正4(1915)年、天下に覇を唱える絶好の機会が到来するとして、金子直吉はロンドン出張所長の高畑誠一に対し後年"天下三分の宣誓書"と呼ばれる檄文を認め、鈴木の社員全員に対し一大決意を発しました。

 この書簡の要旨は、前段部分で「英米財界の実情、主要商品の市況報告の指示」、中断では、今後の方針として「日本米と豆の輸出」「製油、非鉄製錬、海運各事業の戦略」を示し、「天下三分」の強い決意で結んでいます。(詳細は、関連リンク及び関連資料をご覧ください。)

関連資料

関連リンク

TOP