⑥鳥羽みなとまち文学館・江戸川乱歩館
江戸川乱歩と交流のあった岩田準一生家を利用した文学館
鳥羽みなとまち文学館~江戸川乱歩館は、風俗・民族学者「岩田準一」の生家、旧居を利用した「岩田準一と乱歩・夢二館」を中心に、江戸川乱歩と鳥羽に縁の文学者の資料展示をしている「乱歩館・鳥羽文学ギャラリー」、江戸川乱歩関連の資料、書籍を敷地内の蔵に展示した「幻影城」で構成された資料館。(鳥羽市鳥羽2丁目5-2) (⑥-1)
岩田準一は、画家、小説家でもあり、江戸川乱歩、竹下夢二とも交流があった。また、乱歩の作品に挿絵を描いてもいる。
乱歩(本名 平井太郎)は独身時代、鳥羽造船所・社員クラブを出て一時、地元有力者・稲垣氏宅に下宿していたが、稲垣邸の向いが岩田準一の住まいだった。乱歩と岩田準一の交遊はこの頃から始まったもの。
なお、乱歩は三重県名張の生まれだが、夫人・隆子の生家は鳥羽・坂手島で永く雑貨店を営んでいた。(⑥-2)