機械
世界トップクラスのシェアを誇る鈴木系の機械メーカー
鈴木商店の機械事業は、神戸製鋼所の多角化の中で生まれた。
◆日本エヤーブレーキ(現・ナブテスコ)
設立 大正14(1925)年
所在地 神戸市
日本エヤーブレーキ(NABCO)は、神戸製鋼所と米ウェスティングハウス・エヤーブレーキ(WABCO)社間で結ばれた鉄道用エヤーブレーキに関する特許権実施契約を背景に、大正14(1925)年神戸製鋼所、発動機製造(現・ダイハツ工業)、東京瓦斯電気工業(東京ガスの機械部門)の3社の出資によって神戸製鋼所の一角に鈴木商店系企業として誕生した。
鈴木破綻により神戸製鋼所にいったん統合された後、再び分離独立した。昭和18(1943)年日本制動機に商号変更したが、終戦後再び、日本エヤーブレーキに商号を戻した後、平成4(1992)年にナブコに改称した。
平成15(2003)年ナブコは、同じ旧鈴木商店系の帝人から分社化した帝人製機(ティーエスコーポレーション;TSC)と経営統合してナブテスコとなった。ナブテスコは、鉄道、航空、自動車などの輸送分野からロボット、建設機械、自動ドアなどの産業・生活・環境分野まで“「うごかす」、「とめる」で暮らしを支える”企業として躍進している。