東邦金属株式会社
日本初の電球用フィラメントを製造
東邦金属は、大正7(1918)年鈴木商店の非鉄金属事業として設立された日本冶金を源流としています。当時、米国製品に独占されていた電球用フィラメントの国産化を計画した鈴木商店は、米インディペンデント社の協力を得て国産化に成功。さらに粉末冶金法によるタングステン・モリブデンの一貫製造を開始しました。
日本冶金は、純国産技術の開発、需要の拡大により順調に発展しましたが、第二次世界大戦後のインフレと不況から業績不振に陥り、昭和24(1949)年解散に追い込まれてしまいました。翌昭和25(1950)年、日本冶金関係者により事業継続することとなり新生・東邦金属として再出発しました。
現在の東邦金属は、日本冶金からの技術を背景にタングステン接点の製造からスタートし、旧・日本冶金門司工場を買収してタングステン・モリブデン線条の素材生産から、粉末冶金法による放熱基盤(ヒートシンク)や超硬合金などの各種応用機器の加工まで一貫体制を確立しています。
“粉末冶金法と機械加工によりお客様のニーズ実現に挑み続けます。”